看護 2025/11/21
今回は、施設内で行っている看護ケアの中から「吸引」について紹介します。
当施設では、看護師が24時間対応しています。
「夜間の急な体調変化が心配」「痰が詰まってしまったらどうしよう」
そういった家族様の不安に対して、少しでも安心していただけるよう努めています。
🍃吸引ケアとは?🍃
吸引とは、痰や唾液などを自力でうまく出せない場合に、専用の機械を使って喉や気管から取り除くケアです。痰が詰まると呼吸がしにくくなり、苦しさにつながってしまいます。
その為、吸引は呼吸を楽に保つ上でもとても大切なケアです。
🍃当施設での吸引ケアの特徴🍃
☆24時間対応☆
痰が多くなるのは、夜間や食事など ”決まった時間” とは限りません。急に息苦しそうにしている時、咳込んで苦しそうな時、訪問時間外であっても、介護士さんより連絡があれば、看護師が駆けつけ、必要なケアを行います。
☆お一人おひとりに合わせた観察☆
痰の量や硬さ、出やすい時間帯は利用者様によって異なります。
その為、普段の様子をしっかり観察し、「どのタイミングで吸引を行うのが負担が少ないか」を日々確認しながらケアしていきます。
☆安心できる声掛け☆
吸引は、どうしても身体に力が入りやすく、緊張や不安を感じる方が多いケアです。少しでも痛みや不快感を軽減できるようタッチングや声掛けを大切にしています。
吸引を始める前に肩や胸の周囲にそっと手を添え「今から吸引しますね」と声掛けをします。こうした優しいタッチングは、利用者様に安心感を届け、少しでも心と身体の緊張を和らげるよう心がけています。
吸引は ”ただ痰を取る” だけのケアではありません。
利用者様の呼吸が楽になるだけでなく、不安の軽減やより快適に過ごしていただくためのサポートでもあります。
ご家族様の不安にも寄り添えるよう、これからも丁寧なケアを続けていきます。
